もしかして土曜日?

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もしかして土曜日?

「明日も仕事やだなぁ~・・・もしかして土曜日?」。土曜日も仕事ですけど。

ジャンケンは魔法である。根拠はまだない。

乗り気じゃない相手を同じ土俵に立たせる方法として『じゃんけん』するときに「出さなきゃ負けよー」って言う人、いるじゃないですか?

「お前、何の権限があってそんなこと言い出してんの?」って思うんですけど、その瞬間の相手の威勢って良すぎません?

こっちがキムタクばりに「ちょ、待てよ!」とかやっても、相手は聞く耳を持ってくれないっつーか。だから結果的には、こっちもただ焦ってチョキを出すハメになるんですけど。

 

そんな鬼畜の所業とも呼べるような行為っつーか、相手のことを顧みない傲慢なやり口っつーか。

とにかく外交にしろ取引にしろ、相手ありきなわけですから。相手が同じフィールドに立たないって言ってる状況を半ば強引に引きずり出すってやり方はよくないと思うんです。

 

それがジャイアンみたいな「俺の物は俺の物、お前の物も俺の物」って言い切っちゃうような人なら諦めもつくんですけど、そうじゃないじゃないですか?

だって、注意深く観察してると「出さなきゃ負けよー」の切り口から始まって、状況を理解したこっちが「ちょ、待てよ!」とかやってる時も、向こうはそれを無視して続けるわけです。

本来であればそのまま「じゃーんけーん」っていけばいいものを、ちょっとした執行猶予的なもんを与える意味で「最初はグー」ってやるじゃないですか?

 

でねでね、不思議なのは「最初はグー」の時点でこっちが出さなくても、負けないんですよ。「出さなきゃ負けよー」っつっといて、最初のグーを出してないのに負けないっていうね。

挙句の果てに、そのあとの「本番のじゃんけんがここから始まりますよー」の掛け声を意味する「じゃんけん」の部分が「じゃーーーんけーーーん」くらいの感じになるんです。

「クイズ番組か!」って。「CM跨ぐか跨がんかの瀬戸際でやってるやつか!」って。もしくは、セルの最終形態とやり合うときの『かめはめ波』かって。

 

仕方なしにこっちも応戦するじゃないですか?勝ち負け別にして、かめはめ波撃たれてますもん。こっちもそれなりの撃ち返さないと。

んで、思い付きでチョキを出すわけですけど、向こうもチョキを出したりして。ほんで「あーいこーで・・・」って始まるわけです。

「あ、仕切り直すタイプじゃないのね!」っつって。白熱するジャンケンなんかだと、それこそ1回1回区切りつけて、あいこだったらなんかしらの「おぉ~」的な四分休符っつーか、なんかあるじゃないですか。

ほんでまた「最初はグー」から始まるパターン。気付きにくいですけど、この時点でいつも思うんです。「あ、出さなきゃ負けよー的なやつはやらないのね?」って。

 

それなのに、なぜか出しちゃうっていうね。こっちはもう同じ土俵に上がっちゃってるもんだから、引っ込みつかなくなってるんでしょうか、不思議です。なんなら「絶対、勝ってやる」くらいの気持ちでいることもありますし。

んで色々考えるんですけど「なんだかんだ言って結局は確率でしょ?」ってなって、またチョキを出すっていう。そして相手も同じっていう。

 

次もチョキで被るっていう。なんか「チョキを止めた方が負け」みたいな新ルールすら発生してるような気もしつつ、次はグーで被るっていうね。

そうなってくると、丁寧に「あいこでしょ!あいこでしょ!」ってやってたものが、いきなり「あいこでしょ!っしょ!」っつって、サルも驚く進化を見せたりして。

「うわっ、火使い始めた!」っつって。「うわっ、言葉使い出した!」っつって。

 

ほんで結果的に白熱したジャンケンの行く末は、こっちが勝つっていうね。

そして、相手を無理やり引きずり出すっていうモラルの欠片もない奴が、不思議なことにジャンケンの結果には従うんですよ。

そんなもん「さぁ、もう1回勝てば勝利です!」とか始まりそうなもんですけど、なぜか「ちぇっ、しょうがねーなー」っつって。そこに従うやつが、なぜ話し合いで解決しようとせずにジャンケンに踏み切ったのか。

その魅力ったら麻薬と一緒ですよ。憑りつかれてるっつっても過言じゃないです。そしてジャンケンっつーのは、1番不公平だけど1番公平ですよね。

 

でも「出さなきゃ負けよー」的な強引なやり口は、相手との関係が『邪険』になるかもしれませんので、くれぐれもご注意を。