もしかして土曜日?

「明日も仕事やだなぁ~・・・もしかして土曜日?」。土曜日も仕事ですけど。

翔んでクアラルンプール。

幼馴染っつったら響きはいいんですけど、まぁ親同士が同級生で仲が良かったってだけの異性がいましてね。苗字は独特だから伏せるとして、名前を「晶子(あきこ)」って言います。

昔からずっと「あこちゃん」だの「あっこ」だの呼ばれていた彼女は、いわゆる芸人気質で、「こいつも恥じらいとか見せんのかな?」くらいの人なんです。そんな彼女から「結婚します」的な案内が届きました。

これがまぁ衝撃的。NASAが開いた会見なんかよりもまぁ驚きました。「太陽系の外に宇宙人がいるかもしんない」ことよりも、「あっこと結婚しようなんていう物好きが地球にいた」ということにビックリしましたわ。

 

一時期ボブヘアーが流行ったとき、真っ先に先取った結果「ビースト」というあだ名が付いたあっこ。

ゆったり目の服を着たら、それが全部パジャマ姿に見えるあっこ。

「美容室で広瀬すずみたいにしてもらってきたー」と言っている姿が、もはや加藤諒だったあっこ。

 

まぁ最近は会ってなかったとは言え知らん仲でもありませんし、式に出てあげたい気持ちは山々なんですけど、残念ながらその結婚式の日取りが、とある資格試験の日程と丸被りなんですよ。

なんで、祝儀的なもんは別件で包むとして、とりあえず「旦那も連れて飲みに行こうよ」って誘って行ってきました。

 

そしたらまぁその旦那がイケメンなんです。いい大学も出ててシュッとしてて・・・。聞いたところによると、身内に大至急腎臓が必要な人もいないっつーことで、ますます「なんでコイツなんすか?」って感じ。

ほんで旦那の方と意気投合してしまって、しばらくあっこを放置して盛り上がってしまったんですね。そしたらあっこが完全に出来上がっとるわけです。

しまいには「天野を今すぐここに呼べ」なんてキレ始めてですね。「あっこに電話を強要される」というどこかで聞いたことのあるような展開に発展しました。

 

旦那も頭が上がらないのか終始黙りこくって、こっちサイドはさしずめ勝俣&出川ってとこでしょうか。仕方が無いので親友の天野くんを売ることで解放してもらおうとしたんですけど、まぁ彼が電話に出ない。やばいよ、やばいよっつって。

ここで諦めればいいものの、なかなか諦めないあっこのせいで、5分間コールした末に天野くんが電話に出て、飲みの話を承諾します。あっこからのジェスチャーで「私はいない、隣の席の客人だ!」的なプレッシャーはハンパ無かったです。

そして、天野くんが野生の勘でこれを回避するということもありませんでした。らーめん、つけめん、天野ごめんって感じ。

 

幸か不幸か天野くんは、こっちにビーストとその旦那がいることは微塵も頭にないわけですけど、まぁさすがに取って食われるわけではないと思うので、ここは彼に泣いてもらいましょう。

それにしても電話を切った後での「天野にこっちの存在は勘繰られていないだろうな?」的な圧がすごかった。

2アウト満塁、一打サヨナラの場面で代打として起用されたときくらいの圧。「クアラルンプールに飛んだあとは直ちにジャカルタに飛べ!」的な圧。

 

きっとこんな感じでありとあらゆる事実をもみ消して、彼と結婚するに至ったんだろうと思います。

つまり彼女は「機密のあっこちゃん」。・・・なんつって。